
Anker Power Bank (20000mAh, 87W, Built-In USB-Cケーブル) は、ノートPCにも対応する高出力と大容量を兼ね備えた、USB-Cケーブル内蔵型のモバイルバッテリーです。
スマートフォンなら約4回、タブレットも複数回充電できる20,000mAhのバッテリーに加え、単ポートでは最大65W出力、最大3ポート合計で87W出力に対応。
MacBook Airはもちろん、それ以上のスペックを求められるMacBook ProなどのノートPCにも充電することが可能です。
また、USB-Cケーブルが本体に内蔵されているため、別途ケーブルを持ち歩く必要がなく、外出先でもサッと使えて便利です。
内蔵ケーブル・USB-Cポート・USB-Aポートを備え、最大3台までの同時充電に対応。LEDディスプレイでバッテリー残量や充電状況がひと目で確認でき、最大65W入力により最速90分で本体のフル充電が可能です。
この記事では、本製品の仕様や使用感、実際のユーザー評価をもとに、メリット・デメリットやどんな人におすすめかをわかりやすく解説していきます。
仕様・スペック一覧
『Anker Power Bank (20000mAh, 87W, Built-In USB-C ケーブル)』の主な仕様やスペックは以下の通りです。
🏢メーカー | ANKER |
📅発売日 | 2024年7月5日 |
💰価格 | 7,990円(税込) |
🎨製品型番(カラー) | A1383N11 (ブラック) / A1383N21 (ホワイト) / A1383NV1 (パープル) |
🔋バッテリー容量 | 20000mAh |
⚡出力 | USB-C / USB-Cケーブル:最大65W (5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=3A / 15V=3A / 20V=3.25A) USB-A:最大22.5W (5V=3A / 9V=2A / 10V=2.25A / 12V=1.5A) |
⚙️同時充電 | 最大3台、合計最大出力87W |
🔌入力 | USB-C / USB-Cケーブル:最大65W (5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓1.5A / 15V⎓3A / 20V⎓3.25A) |
🔗ポート構成 | ・一体型USB-Cケーブル(入出力兼用) ・USB-Cポート×1(入出力兼用) ・USB-Aポート×1(出力用) |
📐サイズ | 約158 × 74 × 26 mm |
⚖️重量 | 約430g |
📦パッケージ内容 | ・本体 ・取扱説明書 ・保証/カスタマーサポート ※保証期間は18ヶ月 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) |
外観と特徴
製品のサイズ感や質感、持ち運びやすさといった要素は、スペック表だけでは伝わりにくい部分です。ここでは、本製品の外観や特徴をもとに、実用性や携帯性の観点について紹介します。
外観とデザイン
本製品は20,000mAhの大容量を搭載しながらも、スリムで持ち運びやすい直方体デザインを採用しています。
表面はマット仕上げで、ビジネスにもカジュアルにも馴染む落ち着いた外観です。内蔵USB-Cケーブルは本体側面にすっきり収納でき、必要なときに取り出してすぐ使える利便性の高さも特長です。
機能別の特徴と評価
出力・容量ともに高いレベルでまとまっており、ノートPCも安心して充電できる性能が魅力です。一方で、重量やサイズ感など携帯性にはやや課題もあるため、使い方に応じた判断がポイントになります。
ここでは「バッテリー性能」「携帯性」「機能性」「コストパフォーマンス」の4つの視点から、特長と使いやすさを整理して紹介します。
項目 | コメント |
---|---|
バッテリー性能 (27点) | 出力:9点、容量:9点、入力:9点
出力・容量・入力すべてが優秀で、ノートPCなどでも問題なく充電が可能。 急速充電に対応し、本体充電の速さともにトップクラスで、安心して使える電力性能を備えています。 |
携帯性 (7点) | 面積:1点、厚み:4点、重量:2点
本体がやや大きく、重量も約430gと重めです。 ポケット収納は現実的ではなく、カバンに入れても常時持ち歩くには負担を感じる場面もありそうです。 |
機能性 (16点) | PPS対応、ケーブル内蔵、ディスプレイ表示、低電流モード、同時充電3台以上、自動出力調整
PPSや低電流モード、自動出力調整に対応し、LEDディスプレイで残量もひと目で確認できます。 USB-Cケーブルが内蔵されているため、ケーブル忘れの心配がなく、実用性は高いです。 |
コスパ (+5点) | 合計点:50点、期待値:45点
価格はやや高めですが、性能と利便性を考えると十分納得できる内容です。 同容量帯でここまで多機能な製品は少なく、長期的な視点で見るとコスパは優秀です。 |
※コスパは高価格帯モデルほど低くなる傾向があります。
実際の使用感や反応について
実際に製品を使用したユーザーの感想やレビュー動画を紹介します。
購入前の参考として、リアルな使用感や評価ポイントをぜひチェックしてみてください。
実際の使用感がわかるレビュー動画
本製品の使用感や特徴については、以下のYouTube動画でもわかりやすく紹介されています。
実際のサイズ感や充電中の様子など、静止画では伝わりにくい部分を確認したい方におすすめです。
Xでの反応
実際に本製品を使用したユーザーによる投稿がX(旧Twitter)にも多く見られます。ここでは、その中から使用感や満足度がよく伝わるクチコミをピックアップして紹介します。
レビューサイトのコメント
Amazonや楽天などで寄せられている実際のレビューをもとに、評価の傾向や使用感の共通点を要約して紹介します。購入を検討する際の参考にしてみてください。
ノートPCも問題なく充電可能 | ノートPCの電源が取れない場所でも問題なく充電でき、かなり重宝しています。 | 出典:楽天レビュー |
ケーブル一体型が本当に便利 | USB-Cケーブルが本体に内蔵されているのは本当に助かります。ノートPCの充電にもすぐ使えて便利です。 | 出典:楽天レビュー |
本体充電が驚くほど速い | 本体の充電スピードがとにかく速くて驚きました。 外出前にさっと充電したいときにも便利です。 | 出典:Amazonレビュー |
大容量&残量表示で安心 | 容量が大きく、電池残量も一目でわかるため、旅行先でも安心して使えました。 | 出典:楽天レビュー |
本体が分厚く重い | 大容量の分、本体が分厚く、重さも430gあるので毎日持ち歩くには重いと感じました。 | 出典:Amazonレビュー |
急速充電の充電器が別売 | 本体を最大速度で充電するには65W対応の充電器が別途必要なのは少し残念です。 | 出典:楽天レビュー |
値段が高め | 性能には満足ですが、正直値段は少し高いと感じました。 | 出典:楽天レビュー |
メリット・デメリットまとめ
本製品を実際に使用した人の評価や製品スペックから分かるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 大容量・高出力
- ケーブル内蔵で便利
- 高速充電に対応
- 充実した機能性
デメリット
- サイズ・重量
- 価格の高さ
- Lightning非対応
- 別売りの充電器が必要
以下では、これらのメリット・デメリットについてさらに詳しく解説していきます。
メリットの詳細
✅ メリットの詳細を開く
大容量・高出力 | 20,000mAhの大容量と合計最大87W出力により、複数の機器を余裕をもって急速充電できます。 USB-Cポートは単体で最大65W出力に対応しているため、ノートPCの充電にも対応します。 |
ケーブル内蔵で便利 | USB-Cケーブルが本体に内蔵されており、別途ケーブルを持ち歩く必要がありません。 使わないときは本体側面にすっきり収納でき、必要なときにすぐ取り出せるため、外出先でも非常に便利です。 |
高速充電に対応 | モバイルバッテリー本体の入力も最大65Wに対応しており、対応充電器を使え最速90分で満充電が可能です。 |
充実した機能性 | LEDディスプレイや低電流モード、PPSなど、多機能性に優れています。 さらに、Anker独自の急速充電技術「PowerIQ」や多重保護機能にも対応しており、安全面にも配慮されています。 |
デメリットの詳細
⚠️ デメリットの詳細を開く
サイズ・重量 | 大容量ゆえに本体サイズがやや大きく、重量も約430gと重めです。 携帯性では他のコンパクトモデルと比べて劣り、常に持ち歩くのは負担に感じるかもしれません。 |
価格の高さ | 性能は優れていますが、そのぶん価格設定も高めです。 同容量帯のモバイルバッテリーと比べて割高のため、高出力を求めない場合は他機種をおすすめします。 |
Lightning非対応 | 内蔵USB-CケーブルはLightning端子を持つ機器には直接使用できません。 Phoneなどを充電する際は別途Lightningケーブルの用意が必要となります。 |
別売りの充電器が必要 | 本製品を最大の65Wで急速充電するには、対応するUSB-C充電器が別途必要です。 充電器は付属していないため、機能をフル活用するには追加の出費が必要となります。 |
まとめ:こんな人におすすめ
Anker Power Bank (20000mAh, 87W, Built-In USB-Cケーブル) は、高出力・大容量・ケーブル内蔵といった特徴から、使う人のスタイルによって向き・不向きがはっきり分かれるモデルです。
ここでは、実際の特徴やレビュー傾向をもとに、「特におすすめな人」と「他の製品を検討してもよさそうな人」に分けて整理しました。
特におすすめな人
これまでの特徴やレビュー傾向を踏まえると、以下のような使い方・目的を持つ方には、特にこの製品のメリットが活かされそうです。
大容量バッテリーが欲しい人 | 20,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、旅行や長時間の外出でも安心して使えます。 |
ノートPCも安心して充電したい人 | USB-Cは最大65W出力に対応しており、MacBook ProなどのノートPCでも急速充電が可能です。 |
外出時にケーブルを持ち歩きたくない人 | USB-Cケーブルが本体に内蔵されているため、荷物を減らしたい方や、忘れがちな方にも便利です。 |
複数台のデバイスをまとめて高速充電したい人 | USB-C×2+USB-Aの3系統で、最大3台の機器の同時充電に対応。 同時充電時は出力が低下する製品も多い中、本製品は合計最大87Wの高出力で素早く充電できます。 |
他の製品を検討してもよさそうな人
一方で、本製品の特性が合わないケースもあります。以下のような方には、用途により他モデルも併せて検討するのがおすすめです。
軽さやコンパクトさを最重視したい人 | 本製品は約430gと重く、ポケット収納や日常的な持ち歩きには負担に感じる場合があります。 |
高出力モデルが不要な人 | スマホの充電が中心であれば、ここまでの出力性能はオーバースペックになるかもしれません。 |
主に使っているのがLightning端子の機器の人 | 内蔵ケーブルはUSB-C仕様のため、Lightning端子の機器を充電するには別途ケーブルが必要です。 |
コストを抑えたい人 | 高性能ゆえ価格はやや高めです。 また、本体の高速充電には別売りの65W対応充電器が必要なため、必要最低限の機能で十分という方には他モデルの方が向いているかもしれません。 |
- コスパに優れたUSB-Cモデル:Anker Zolo Power Bank
- 携帯性重視モデル:Anker Nano Power Bank USB-C
- iPhoneならMagSafeモデルも:Anker MagGo Power Bank
- 大容量&高出力モデル:Anker Prime Power Bank
総評
項目 | コメント |
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バッテリー性能 | 87W高出力と大容量の両立で、スマホもノートPCも安心して使える性能です。 |
携帯性 | やや重く大きめのため、日常的な携帯にはやや不向きな印象です。 |
機能性 | 内蔵ケーブルやLED残量表示、3台同時充電など、実用性に優れています。 |
コスパ | 性能に見合う価格で、長く使える一台として見れば十分納得できるバランスです。 |
本製品は、スマートフォンからノートPCまで幅広く対応する大容量&高出力モデルです。
USB-Cケーブルが本体に内蔵されており、荷物を減らしながら最大87W出力・65W入力の急速充電に対応する点が大きな魅力です。
一方で、重量約430gとサイズ感はやや大きめであり、常時持ち歩きには向かないという声もあります。
とはいえ、ケーブル忘れの心配がない一体型の構造や、残量が数字で確認できるLEDディスプレイなど、使い勝手の良さは際立っており、信頼性・機能性ともに高い評価を得ています。
価格はやや高めですが、それに見合う性能と安心感が備わっており、ビジネスから旅行・災害時の備えまで幅広く活躍できる1台としておすすめできる製品です。
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