
Anker MagGo Power Bank (10000mAh)は、10000mAhの大容量とマグネット式ワイヤレス充電(MagSafe)に対応したAnkerの新世代モバイルバッテリーです。
対応するiPhoneの背面にピタッと装着するだけで、ケーブル不要のワイヤレス充電が可能で、外出先でも手軽にスマートフォンを充電できる利便性が魅力となっています。
また、最大27W出力に対応したUSB-Cポートや折りたたみ式スタンドを搭載。パススルー充電にも対応しているため、スマホを立てかけて動画視聴や通話をしながら充電することも可能です。
約250gとやや重さは感じるものの、厚さ約20mmとスリムな形状でカバンに収まりやすく、MagSafe対応のiPhoneユーザーにとって非常に利便性の高いモバイルバッテリーになっています。
この記事では、本製品のスペックや主な特長、実際のユーザー評価をもとに、そのメリット・デメリット、そしてどんな人に向いているかをわかりやすく紹介していきます。
本製品は、AppleのMagSafeテクノロジーに対応したiPhone 12以降のモデルに最適化されています。
ワイヤレス充電に対応したiPhone11以前のモデルや一部のAndroidスマートフォンでも、MagSafe対応のマグネット付きケースや吸着リングを使うことで、本製品を取り付けることは可能です。
ただし、最大15Wの高速ワイヤレス充電(Qi2)には非対応である場合が多く、実際の充電速度や安定性は端末によって異なります。
そのため、Qi2に非対応のデバイスで使用する際は、充電性能に差が出る可能性があることに注意してください。
仕様・スペック一覧
『Anker MagGo Power Bank (10000mAh)』の主な仕様やスペックは以下の通りです。
| 🏢メーカー | ANKER |
| 📅発売日 | 2024年4月18日 |
| 💰価格 | 9,990円(税込) |
| 🎨製品型番(カラー) | A1654011 (ブラック) / A1654021 (ホワイト) / A1654031 (ブルー) / A1654061 (グリーン) / A16540V1 (パープル) |
| 🔋バッテリー容量 | 10000mAh(iPhone 14クラスで約2回充電可能) |
| ⚡出力 | USB-C:最大27W(5V⎓3A / 9V⎓3A) マグネット式ワイヤレス出力:最大 15W |
| ⚙️2台同時充電 | 合計最大出力:18W ※ワイヤレスと有線を同時使用する場合 |
| 🔌入力 | USB-C:最大20W (5V=3A / 9V=2.22A) |
| 🔗ポート構成 | ・USB-Cポート×1(入出力兼用) ・マグネット式ワイヤレス充電パッド×1(出力用) |
| 📐サイズ | 約105 × 66 × 20 mm |
| ⚖️重量 | 約250g |
| 🛠️その他機能 | ・Qi2対応(最大15Wのマグネット式ワイヤレス充電) ※Qi2=MagSafeと互換性のあるワイヤレス充電規格 ・折りたたみ式スタンド搭載 ・バッテリー残量表示ディスプレイ搭載 ・USB PD対応 ・Wireless PowerIQ️搭載 ・パススルー充電対応 ・PSE技術基準適合 |
| 📦パッケージ内容 | ・本体 ・USB-C & USB-C ケーブル (0.6m) ・取扱説明書 ・保証/カスタマーサポート ※保証期間は24ヶ月 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) |
スマートフォンにケースを取り付けてワイヤレス充電を行う場合は、MagSafe対応のケースを利用する必要があります。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh)の特徴
本製品は、Qi2対応の最大15Wワイヤレス充電や、最大27WのUSB-C出力、マグネット装着、スタンド機能など、利便性を追求した多機能モバイルバッテリーです。
iPhoneを約2回フル充電できる大容量に加え、ワイヤレスでもケーブルでもスピーディに充電可能。
折りたたみ式スタンドやサイドディスプレイも備えており、見た目・使い勝手・性能のすべてを兼ね備えた1台です。
ここでは、本製品の特徴について紹介します。
Qi2対応でより高速・安定したワイヤレス充電
Qi2認証を取得したマグネット式ワイヤレス充電に対応し、最大15Wの高速充電が可能。
iPhone 15シリーズなどQi2対応機種と組み合わせれば、従来モデルに比べて約2倍のスピードで安定した充電が行えます。
さらに、折りたたみ式スタンドを本体に内蔵しており、スマホを立てかけたまま充電できるため、デスク上での通知確認や動画視聴にも便利です。

スマホ約2回分の大容量設計
10,000mAhのバッテリー容量を搭載しており、iPhoneを約2回フル充電可能。
ワイヤレス充電と、USB-Cケーブルでの有線充電の両方に対応しているため、外出時や旅行先でも安心して使用できます。
さらに、最大27Wの急速充電に対応したUSB-Cポートを備えており、急ぎの場合でもスピーディーに充電できます。

サイドディスプレイでリアルタイムで確認
本体側面には、バッテリー残量や残りの充電可能時間などをリアルタイムで確認できるディスプレイを搭載。
「あとどれぐらい充電できるか」「充電完了までどれくらいかかるのか」などがひと目で確認することができます。

パススルー対応でマルチに活躍
本体を充電しながら、ワイヤレスで給電できる「パススルー充電」に対応。
スタンドを立てれば、ワイヤレス充電スタンドとしても活用でき、デスク周りや就寝中の使用にも便利です。

選べる5色のカラーバリエーション
ブラック/ ホワイト / ブルー / グリーン / パープルの全5色をラインナップ。
スマートフォンやケースのカラーに合わせたり、使用シーンに応じて、シックなものから華やかな色味まで、自分好みのカラーを選べるのが魅力です。

実際の使用感や反応について
実際に製品を使用したユーザーの感想やレビュー動画を紹介します。
購入前の参考として、リアルな使用感や評価ポイントをぜひチェックしてみてください。
実際の使用感がわかるレビュー動画
本製品の使用感や特徴については、以下のYouTube動画でもわかりやすく紹介されています。
実際のサイズ感や充電中の様子など、静止画では伝わりにくい部分を確認したい方におすすめです。
Xでの反応
実際に本製品を使用したユーザーによる投稿がX(旧Twitter)にも多く見られます。ここでは、その中から使用感や満足度がよく伝わるクチコミをピックアップして紹介します。
Qi2対応で、10000mAhのは4月に発売したAnker MagGo Power Bankが最高だったんだけど、重さだけ250gというのと厚みで持ったまま使うのが結構きつかった。
— noppe (@noppefoxwolf) September 30, 2024
スタンドと充電ディスプレイなしで207gまで落とせて薄さ15mmはかなり理想なので楽しみ。…
その他のレビューコメント
Amazonや楽天などで寄せられている実際のレビューをもとに、評価の傾向や使用感の共通点を要約して紹介します。購入を検討する際の参考にしてみてください。
| 充電がとにかく速い | 本体を0%の状態からでも約40分でスマホを満充電できたのには驚きました。朝にバッテリーが切れていても、短時間で充電が完了するのでとても助かります。 | 出典:Amazonレビュー |
| 残量表示ディスプレイが便利 | バッテリー残量表示が数字で見えるので、一目で電池残量が分かり安心です。LEDの点滅ではなく残り%が確認できるため、充電のタイミングを把握しやすくとても便利だと感じます。 | 出典:Amazonレビュー |
| コードなしで使えて手軽 | iPhoneの背面に磁石で貼り付けるだけで充電が始まるので、とても手軽です。ケーブルを持ち歩かなくて済むようになり、外出時の荷物が減ってありがたいです。 | 出典:楽天レビュー |
| 磁力が強く装着が安定 | マグネットの吸着力が強力で、iPhoneにしっかりくっついて落ちません。少々振ってもズレないので、装着したまま持ち歩いても安心して利用できます。 | 出典:Amazonレビュー |
| サイズが大きくて重さを感じる | 厚みが約2cmあり、スマホに付けたままポケットに入れるのは難しいサイズです。 思っていた以上にずっしりとした重みがあり、長時間の携行には少し不便に感じました。 | 出典:Amazonレビュー |
| ワイヤレス充電の速度に不満 | コードレス充電は便利ですが、有線接続に比べるとどうしても充電完了まで時間がかかります。急いでいるときは結局ケーブルを使ってしまい、15Wでも物足りなさを感じました。 | 出典:Amazonレビュー |
| 磁力が弱く外れることがある | 磁石の力が思ったほど強くなく、振動を与えると外れてしまうことがありました。スマホに付けたまま歩いたり振ったりすると落下しそうで心配になる場面があります。 | 出典:Amazonレビュー |
メリット・デメリットまとめ
Anker MagGo Power Bank (10000mAh)を実際に使用した人の評価や製品スペックから分かるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- ケーブル不要のワイヤレス充電に対応
- 10000mAhの大容量で外出先も安心
- スタンドとLEDディスプレイを搭載
- 有線の急速充電に対応
- パススルー対応
デメリット
- 携帯性はやや劣る
- マグネットの保持力にやや不安あり
- ワイヤレス充電は速度と効率で不利
- 高機能ゆえに価格はやや高め
- 付属品はUSB-Cケーブルのみ
以下では、これらのメリット・デメリットについてさらに詳しく解説していきます。
メリットの詳細
✅ メリットの詳細を開く
| ケーブル不要のワイヤレス充電に対応 | マグネット式でiPhoneに貼り付けるだけで充電でき、USBケーブルなしで手軽に使えるのが魅力です。 Qi2対応により充電速度と効率が向上し、発熱も抑えられていて外出先でも扱いやすくなっています。 |
| 10000mAhの大容量で外出先も安心 | スマホを約2回フル充電できる10000mAhの容量で、長時間の外出や旅行でも安心です。 サイズは比較的コンパクトで、バッグにも入れやすく携帯性とのバランスも良好です。 |
| スタンドとLEDディスプレイを搭載 | 背面にスタンドを内蔵し、動画視聴やビデオ通話をしながらの充電が可能です。 正面のLEDディスプレイではバッテリー残量を%で確認できるため、充電のタイミングが分かりやすく便利です。 |
| 有線の急速充電に対応 | USB-Cポートは最大27W出力のPDに対応しており、有線接続なら対応スマホの急速充電が可能です。 さらに、本体への入力も最大20Wに対応し、別売りの対応充電器を使えば約2.5時間程度で本体をフル充電できます。 |
| パススルー対応 | パススルー充電にも対応しており、本体を充電しながら同時にスマホへの給電もできるので、自宅やオフィスではモバイルバッテリー兼スタンドとして据え置き利用することも可能です。 |
デメリットの詳細
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| 携帯性はやや劣る | 本体は約250gとやや重く、スマホと一体で持つには負担がかかるという声もあります。 厚さも約20mmあり、ポケット収納には向かないため、軽さや薄さを重視する方は注意が必要です。 |
| マグネットの保持力にやや不安あり | 通常の使用では安定しますが、強い揺れや厚手ケース使用時にはズレる可能性があります。 特にMagSafe非対応端末やケース装着時は、磁力が弱まりやすい点に注意が必要です。 |
| ワイヤレス充電は速度と効率で不利 | ワイヤレス充電も15Wに対応していますが、有線接続に比べて充電速度はやや遅めです。 また、ワイヤレス充電中はエネルギーロスもあり、本体バッテリーの消耗が早くなる傾向があります。 |
| 高機能ゆえに価格はやや高め | Qi2対応・スタンド内蔵・残量表示付きなど高機能な分、価格は一般的なバッテリーより高めです。 ただし、これらの機能に価値を感じるなら価格相応と納得できる製品です。 |
| 付属品はUSB-Cケーブルのみ | 同梱されているのはUSB-C充電ケーブルのみで、ACアダプターは別売です。 手持ちの充電器がない場合は、別途購入が必要になる点に注意が必要です。 |
まとめ:こんな人におすすめ
『Anker MagGo Power Bank (10000mAh)』 は、MagSafe対応のワイヤレス充電や内蔵スタンド、パススルー対応など、その便利な機能から次のような人に特におすすめできます。
特におすすめな人
これまでの特徴やレビュー傾向を踏まえると、以下のような使い方・目的を持つ方には、特にこの製品のメリットが活かされそうです。
| MagSafe対応のスマートフォンユーザー | iPhone 12以降のMagSafe対応モデルはもちろん、ワイヤレス充電に対応した一部のAndroidスマートフォンでも、MagSafe対応のマグネット付きケースを装着することで、本製品を背面に吸着させてワイヤレス充電が可能です。 ただし、AndroidはQi2のような高速充電には対応していない機種が多く、充電速度や安定性は端末によって異なります。 |
| ケーブルレスで手軽に充電したい人 | 外出先でもスマホに装着するだけで充電が開始されるため、バッグの中でケーブルを探す手間がなくなります。日常的にスマホを頻繁に使う人ほど便利に感じられます。 |
| デザインと実用性の両立を求める人 | 折りたたみ式スタンドや残量表示ディスプレイなど、実用性を高める機能が充実しています。カラーバリエーションも豊富で、所有感を満たしたい人にも向いています。 |
| 動画視聴や通話をしながら充電したい人 | スタンド機能を使えば、スマホを横置きで立てかけて充電しながら動画視聴やビデオ通話が可能です。スマホスタンドとバッテリーを兼ねて使いたい人にぴったりです。 |
他の製品を検討してもよさそうな人
一方で、ユーザー評価や使用環境によっては、本製品の特性が合わないケースもあります。以下のような方には、用途により他モデルも併せて検討するのがおすすめです。
| 軽量・薄型のモバイルバッテリーを求めている人 | 本体は約250gあり、厚みも約20mmとやや大きめです。常にポケットに入れて持ち運ぶような使い方にはやや不向きです。 |
| MagSafe非対応のスマートフォンを使っている人 | MagSafeやワイヤレス充電に対応していないスマートフォンを利用している場合、有線でしか充電が行えないため、本来の使いやすさが得られません。 |
| ノートPCや複数デバイスの充電を想定している人 | 最大出力は27Wで、ノートPCや複数のタブレットを充電するには出力・容量ともに不十分です。大容量かつ高出力モデルの検討をお勧めします。 |
| コストパフォーマンスを重視する人 | 多機能な分価格も高めです。ワイヤレス充電やスタンド機能が不要な人にとっては、同容量帯のより安価なモデルの方が満足度が高いかもしれません。 |
- 携帯性重視モデル:Anker Nano Power Bank Lightning
- MagSafe対応のスリムタイプ:Anker MagGo Power Bank
- AC内蔵&コンパクトさの両立:Anker 511 Power Bank
- コスパ重視のケーブル内蔵型:Anker Zolo Power Bank
総評
上述の内容をふまえて、「バッテリー性能」「携帯性」「機能性」「コストパフォーマンス」の4つの視点から、本製品の実力を整理して評価しました。
| 項目 | コメント |
|---|---|
| バッテリー性能 (16点) | 出力:6点、容量:5点、入力:5点
最大27W出力とQi2ワイヤレス15Wに対応し、スマホの急速充電にも十分な性能。 容量・入力性能も日常用途には問題ないレベルです。 |
| 携帯性 (16点) | 面積:6点、厚み:5点、重量:5点
ディスプレイやスタンドを搭載したぶん厚みはありますが、全体のサイズはコンパクトで収まりは良好です。 重量も250g前後と平均的で、日常的に持ち運びやすいモデルです。 |
| 機能性 (17点) | Qi2/MagSafe対応、スタンド機能、ディスプレイ表示、パススルー充電、同時充電2台、自動出力調整
MagSafe対応、スタンド、ディスプレイなどを搭載した多機能モデル。 |
| コスパ (-1点) | 合計点:49点、期待値:50点
価格は高めですが、性能や使いやすさとのバランスを考えると妥当なラインです。 セールで8,000円を下回った時がねらい目です。 |
※コスパは高価格帯モデルほど低くなる傾向があります。
本製品は、マグネット式ワイヤレス充電の手軽さと10000mAhの大容量を兼ね備えた、高機能なモバイルバッテリーです。
Qi2対応による15Wの高速ワイヤレス充電に加え、折りたたみスタンドや残量表示ディスプレイなど、現代のスマートフォンユーザーにうれしい機能が詰まっています。
特に、iPhone 12以降のMagSafe対応モデルを使っている方にとっては、非常に魅力的な選択肢です。
重さや厚み、価格の高さといったデメリットはあるものの、MagSafe対応スマートフォンを使っている方なら、それ以上の利便性を感じられるはずです。
総じて、ケーブルに縛られず快適に使いたい方や、信頼性の高い充電性能を求める方にとって、満足度の高い1台と言えると思いますので、気になった方はぜひ一度チェックしてみてください。

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