
Anker MagGo Power Bank(10000mAh, Slim) は、MagSafe対応の超薄型モバイルバッテリーです。対応するiPhoneに背面からピタッと吸着し、ケーブル不要でワイヤレス充電が可能です。
10,000mAhの十分な容量を備えながら、厚さ約15mmのスリム設計を実現しており、携帯性と性能を両立したモデルとなっています。
最大15W出力のQi2規格ワイヤレス充電に対応しており、従来の7.5W出力と比べて約2倍のスピードで充電できます。さらに本体底面にはUSB-Cポートも搭載され、有線接続では最大30W出力の急速充電に対応。用途に応じてワイヤレスと有線を使い分けられる点も魅力です。
本製品はパススルー充電(本体充電とデバイス給電の同時実行)にも対応しており、自宅では充電スタンド代わりとしても利用できます。
モバイルバッテリー自体の充電もUSB Power Delivery(最大30W入力)に対応しており、約2〜3時間で満充電が可能なため、朝の支度中などの短時間でもしっかり充電できるのは安心です。
ただし、充電用のACアダプタは付属しておらず、最大15Wワイヤレス充電を利用するにはiOS 17.4以降へのアップデートが必要です。また、MagSafe非対応のケースでは使用できない点にも注意が必要です。
それでも、スマホに貼り付けるだけで充電が始まるお手軽さと、ケーブルフリーで自由に操作できる快適さは、一度使えば手放せなくなるほど便利です。
この記事では、本製品のスペックや特長、実際のユーザー評価をもとに、そのメリット・デメリットやおすすめのユーザー層をわかりやすく紹介していきます。
本製品は、AppleのMagSafeテクノロジーに対応したiPhone 12以降のモデルに最適化されています。
ワイヤレス充電に対応したiPhone11以前のモデルや一部のAndroidスマートフォンでも、MagSafe対応のマグネット付きケースや吸着リングを使うことで、本製品を取り付けることは可能です。
ただし、最大15Wの高速ワイヤレス充電(Qi2)には非対応である場合が多く、実際の充電速度や安定性は端末によって異なります。
そのため、Qi2に非対応のデバイスで使用する際は、充電性能に差が出る可能性があることに注意してください。
仕様・スペック一覧
『Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)』の主な仕様やスペックは以下の通りです。
🏢メーカー | ANKER |
🎨製品型番(カラー) | A1664N21 (ホワイト) / A1664N11 (ブラック) / A1664N51 (ピンク) / A1664N61 (ミントブルー) |
🔋バッテリー容量 | 10000mAh (iPhone 14クラスで約2回充電可能) |
⚡出力 | ・USB-C:最大30W (5V=3A / 9V=3A / 12A=2.5A / 15V=2A / 20V=1.5A) ・マグネット式ワイヤレス出力:最大 15W ※ワイヤレスと有線を同時使用する場合の合計最大出力は17W (USB-C:最大 12W / ワイヤレス出力:最大 5W) |
🔌入力(USB-C) | 最大30W (5V=3A / 9V=3A / 15V=2A) |
🔗ポート構成 | ・USB-Cポート×1(入出力兼用) ・マグネット式ワイヤレス充電パッド×1(出力用) |
📐サイズ | 約104 x 71 x 15mm |
⚖️重量 | 約207g |
🛠️その他機能 | ・Qi2対応(最大15Wのマグネット式ワイヤレス充電) ※Qi2=MagSafeと互換性のあるワイヤレス充電規格 ・LEDインジケーター搭載 ・USB PD対応 ・Wireless PowerIQ️搭載 ・パススルー充電対応 ・PSE技術基準適合 |
📦パッケージ内容 | ・本体 ・USB-C & USB-C ケーブル (0.6m) ・取扱説明書 ・保証/カスタマーサポート ※保証期間は24ヶ月 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) |
上記の仕様はメーカー公称値です。実際の使用環境や接続機器により、性能が変動する場合があります。
外観
本製品の外観イメージは以下の通りです。
実際の口コミ・評判
本製品にはAmazonや楽天市場などで概ね高く評価されている一方で、重量や発熱などに関して指摘声もあります。ここではユーザーの口コミから、特に印象的な肯定的・否定的意見をそれぞれ紹介します。
実際に使った人のレビューまとめ
薄型で旅行に便利 | とてもスリムで磁石もしっかりくっつくので、旅行中もケーブル要らずでサッと充電できて助かっています。充電スピードも速く、出先でバッテリー切れの心配が減りました。買って良かったです。 | 出典:楽天レビュー |
機能とデザインの好バランス | iPhone 16にも問題なくフィットして感動しました。有線を挿さずに充電できるのはやはり便利ですね。使わない時でもデスクで充電スタンド代わりになるので重宝しています。本体の発熱も今のところ気になりません。スタイリッシュなデザインで所有欲も満たされ、大満足です。 | 出典:Amazonレビュー |
スリムなのに大容量で大満足 | 10,000mAhとは思えない薄さと軽さで驚きました。以前のモデル(厚みあり)から買い替えましたが、断然こちらの方が持ち運びやすいです。パススルー充電に対応しているので、充電しながら他の機器も使えて便利。Qi2対応でワイヤレス充電の速度も速く、急ぐ時はUSB-C接続にすれば30W出力でさらに早く充電できるのも頼もしいです。 | 出典:楽天レビュー |
コードレス充電がとても快適 | 重さは多少ありますが、それでもケーブル無しで充電できるのは本当に快適です。スマホに貼り付けたまま自由に操作できるのでストレスがありません。iPhoneを約2回充電できる容量も心強く、モバイルバッテリーとして申し分ない性能だと感じました。 | 出典:Amazonレビュー |
思ったより重さが気になる | スペックに惹かれて購入しましたが、実際手に持つと思った以上にずっしり感じました。短時間の充電なら問題ありませんが、スマホに付けたままゲームをしたり長時間持ち歩くと流石に重く感じてしまいます。薄さは満足ですが、もう少し軽ければ言うことなしですね…。 | 出典:Amazonレビュー |
充電中に本体が熱くなる | ワイヤレス充電中にバッテリー本体が結構熱くなるのが心配です。安全仕様で80%になると一時停止するとのことですが、触るとかなり暖かくなっているので少し不安になります。今のところ問題なく使えていますが、夏場などさらに熱くならないか気をつけて見ています。 | 出典:Amazonレビュー |
ケース選びに注意が必要 | 裸のiPhoneにはしっかりくっつきますが、私の使っていたケースだと磁力が弱くて外れてしまいました。MagSafe対応のケースでないとダメみたいです。結局新しくMagSafe対応ケースを買って対応しましたが、ケースも含めると追加出費になってしまったので少し残念です。 | 出典:Amazonレビュー |
メリット・デメリットまとめ
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)を実際に使用した人の評価や製品スペックから分かるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- MagSafe対応の15W高速ワイヤレス充電
- 10,000mAhの大容量&最大30Wの高出力
- 厚さ約15mmのスリム設計で携帯性◎
- パススルー充電対応で据え置きにも便利
- Ankerらしい信頼性と洗練されたデザイン
デメリット
- スマホ併用時の重量感がある
- 発熱と充電制御に注意が必要
- 充電器は別売&充電時間はやや長め
- MagSafe非対応機種では機能を活かせない
- 価格はやや高め
以下では、これらのメリット・デメリットについてさらに詳しく解説していきます。
メリットの詳細
MagSafe対応の15W高速ワイヤレス充電 | Qi2に対応しており、iPhone 12以降のモデルで最大15Wのワイヤレス急速充電が可能です。 従来の7.5W充電と比べて約2倍の速度で充電でき、ケーブルなしでも短時間でしっかり充電できるのが魅力です。 |
10,000mAhの大容量&最大30Wの高出力 | スマートフォンを約2回フル充電可能な大容量に加え、USB-Cポートからは最大30Wの有線出力に対応。 ワイヤレスでも有線でも使える柔軟性があり、状況に応じて効率的に充電できます。 |
厚さ約15mmのスリム設計で携帯性◎ | 薄型・コンパクトな筐体で、スマホに装着してもかさばらず持ち運びしやすいのが特長です。 約207gと容量相応の重さですが、バッグやポケットにも収まりやすく、日常使いにちょうどいいサイズ感です。 |
パススルー充電対応で据え置きにも便利 | 本体充電中にスマホなどへの給電も行えるパススルー充電に対応。 就寝前やデスクワーク中にも使いやすく、ワイヤレス充電パッド代わりとしても活躍します。 |
Ankerらしい信頼性と洗練されたデザイン | PSE認証取得と過熱防止機能付きの安全設計により、安心して使える仕様になっています。 マットな質感と4色展開のカラーにより、見た目もスタイリッシュで、品質とデザインの両面から高い評価を得ています. |
デメリットの詳細
スマホ併用時の重量感がある | 本体は約207gあり、スマホと合わせると合計400gを超える重さになります。 短時間の使用は問題ないものの、長時間手に持って操作するにはやや重く感じることがあります。 |
発熱と充電制御に注意が必要 | ワイヤレス充電中は本体が温かくなり、高温環境では充電効率が落ちる可能性があります。 過熱時は自動制御が働くため安全ですが、連続使用時には発熱が気になる場合があります。 |
充電器は別売&充電時間はやや長め | 30W以上対応のUSB-C充電器が別途必要で、付属していません。 また、本体のフル充電には約2~3時間かかるため、頻繁に充電する方は手間に感じるかもしれません。 |
MagSafe非対応機種では機能を活かせない | マグネット式ワイヤレス充電はiPhone 12以降かMagSafe対応ケースが必要です。 非対応機種では通常のQi充電(7.5W)しか使えず、機能を十分に活かせない点には注意が必要です。 |
価格はやや高め | 同容量クラスのモバイルバッテリーと比べてやや高価格です。 AnkerブランドやMagSafe対応という付加価値を感じられるかが選ぶポイントになります。 |
まとめ:こんな人におすすめ
『Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)』 は、厚さわずか15mmのコンパクトなボディに、MagSafe対応のワイヤレス充電やパススルー対応など便利な機能を備えています。その特徴から、次のような人に特におすすめできます。
MagSafe対応のiPhoneユーザー | iPhone 12以降のモデルを使用していて、ケーブルなしで充電したい方に最適です。 磁石で背面にピタッと貼り付けるだけで充電が開始でき、通勤・通学や移動中でも手間なくバッテリー補給ができます。 |
外出先でスマホを頻繁に使う人 | 10,000mAhの大容量でスマホを複数回充電できるため、旅行や出張時にも安心です。 地図アプリや動画視聴でバッテリーを消耗しても、すぐに充電して長時間の使用をサポートしてくれます。 |
ケーブルレスの快適さを重視する人 | ケーブルを使わずスムーズに充電したい方にぴったりです。 充電中でもスマホを自由に操作できるため、カフェや電車の中でもコードに邪魔されず快適に使えます。 |
有線・無線の両方を使い分けたい人 | ワイヤレス充電の手軽さと、USB-Cによる高速有線充電の両方を使いたい方におすすめです。 用途に応じて使い分けができ、スマホ以外のデバイス充電にも対応します。 |
一方で、以下のようなケースでは別製品の検討もおすすめします。
スマホと合わせた重量が気になる人 | 本体は約207gあり、スマホと一緒に持つと合計400g以上になります。 長時間手に持って使うには重く感じるため、軽さを重視する方には不向きです。 |
価格重視で選びたい人 | 最新機能やAnkerブランドゆえに価格はやや高めです。 とにかく安価に済ませたい方は、ワイヤレス非対応のモデルも検討の余地があります。 |
MagSafe非対応の端末を使っている人 | MagSafe非対応スマホやケースでは磁力が機能せず、Qi充電のみ(最大7.5W)になります。 この場合、製品の本来の魅力が発揮されず、割高に感じる可能性があります。 |
多機能バッテリーを求める人 | ポート数やディスプレイの充実度など多機能性を重視する方にはやや物足りないかもしれません。 本製品は機能を厳選したシンプル志向のため、拡張性を求める方には合わない可能性があります。 |
✅ 総評
Anker MagGo Power Bank(10000mAh, Slim)は、MagSafe対応の利便性とモバイルバッテリーとしての実用性を高いレベルで両立した製品です。
貼り付けるだけのケーブルレスな快適さと、10,000mAhの大容量・高出力設計により、日常使いから旅行まで幅広いシーンで活躍します。
Qi2対応による15W高速ワイヤレス充電やパススルー充電機能も便利で、iPhoneユーザーには特におすすめです。
デザインも洗練され、持ち歩きたくなるガジェットとしての満足度も高い一方で、重量や価格、付属品の最小限さには注意が必要です。
それでも、最新規格に対応した信頼性の高い製品を求める方にとっては魅力的な1台になり得るかと思いますので、気になった方はぜひ一度チェックしてみてください。
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