
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W) は、AC充電器とモバイルバッテリーの機能をひとつにまとめた、高出力タイプのハイブリッドモデルです。
本体には折りたたみ式のコンセントプラグを備えており、壁のコンセントに直接挿すことで、デバイスを充電しながらバッテリー本体への蓄電も行えます。
内蔵バッテリー容量は10000mAh。USB-Cポートを2口とUSB-Aポートを1口搭載し、最大3台の機器を同時に充電できます。
また、GaN(窒化ガリウム)半導体を採用したAnker独自の「GaNPrime」技術により、合計最大65Wの高出力を実現し、小型化と効率的な電力供給を両立しています。
安全面でも、過熱を防ぐ温度管理機能「ActiveShield 2.0」を搭載し、PSE認証も取得済み。日常使いから旅行・出張まで幅広いシーンで、「これ1台あれば安心」と思える機能を備えています。
この記事では、本製品のスペックや特長、実際のユーザー評価をふまえて、メリット・デメリットやおすすめできるユーザー層をわかりやすく解説します。
仕様・スペック一覧
『Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W) 』の主な仕様やスペックは以下の通りです。
🏢メーカー | ANKER |
📅発売日 | 2022年8月29日 |
💰価格 | 13,990円(税込) |
🎨製品型番(カラー) | A1651111 (ブラック) / A1651N21 (ホワイト) / A1651NB1 (ゴールド) |
🔋バッテリー容量 | 10000mAh |
⚡出力 (充電器として使用時) | 【USB-C1】最大65W (5V=3A/9V=3A/12V=1.5A/15V=3A/20V=3.25A) 【USB-C2】最大65W (5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=3.25A) 【USB-A】最大22.5W (5V=3A/9V=2A/10V=2.25A/12V=1.5A ) 【合計出力】最大65W |
⚡出力 (バッテリーとして使用時) | 【USB-C1 / C2】最大30W (5V=3A/9V=3A/12V=1.5A/15V=2A/20V=1.5A) 【USB-A】最大22.5W (5V=3A/9V=2A/10V=2.25A/12V=1.5A ) 【合計出力】最大15W |
⚙️同時充電 | 3ポート同時充電可能 |
🔌入力 | 【USB-C1】最大18W(5V=3A/9V=2A/12V=1.5A) 【ACプラグ】100V – 240V ~ 50 / 60Hz / 1.63A |
🔗ポート構成 | ・USB-Cポート×2(C1:入出力兼用、C2:出力用) ・USB-Aポート×1(出力用) ・折りたたみ式プラグ(入力用) |
📐サイズ | 約111 x 63 x 31mm (※プラグ部を除く) |
⚖️重量 | 約320g |
🛠️その他機能 | ・GaNPrime技術(GaN採用) ・ActiveShield 2.0(温度管理) ・パススルー充電対応 ・バッテリー残量確認用LEDインジケーター ・フルスピード充電技術(PowerIQ)対応 ・PSE技術基準適合 |
📦パッケージ内容 | ・本体 ・USB-C & USB-C ケーブル (0.6m) ・取扱説明書 ・保証/カスタマーサポート ※保証期間は24ヶ月 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) |
外観・特徴
実際に製品を使用したユーザーの感想やレビュー動画を紹介します。
購入前の参考として、リアルな使用感や評価ポイントをぜひチェックしてみてください。
外観とデザイン
ブラックを基調としたマットな質感の筐体で高級感があり、サイズはスマートフォンほどの手のひら大。
重量は約320gとずっしりしていますが、同等容量のモバイルバッテリーと充電器を別々に持つよりはコンパクトで、折りたたみプラグ内蔵により持ち運びやすさも確保されています。
機能別の特徴と評価
Anker 733 Power Bankは、バッテリー性能と機能性に優れる一方で、携帯性とコスパに課題があるというバランス型の製品です。
高出力や多機能を重視するユーザーには強い支持が見込めますが、携帯性や価格重視の人にはやや不向きな側面も見られます。
項目 | コメント |
---|---|
バッテリー性能 (18点) | 【出力:9点、容量:5点、入力:4点】 高出力でノートPCにも対応。容量や充電速度も日常用途には十分で、急ぎの充電にも強いモデルです。 ただし、モバイルバッテリーとして使用時の出力低下には要注意です。 |
携帯性 (12点) | 【面積:6点、厚み:2点、重量:4点】 手のひらサイズながら厚みと重さが目立ちます。荷物を減らせる一方で、気軽な携帯にはやや不向きです。 |
機能性 (15点) | 【搭載機能:ポート数3口以上、ACプラグ内蔵、パススルー充電、自動出力調整、LED残量表示】 3ポート構成と多彩な充電機能を搭載。一台で複数機器を賄える利便性が魅力です。 |
コスパ (-10点) | 【合計点:45点、期待値:55点】 機能に対して価格が高め。頻繁に活用できるユーザー以外には割高に感じられる可能性があります。 |
※コスパは高価格帯モデルほど低くなる傾向があります。
実際の使用感や反応について
実際に製品を使用したユーザーの感想やレビュー動画を紹介します。
購入前の参考として、リアルな使用感や評価ポイントをぜひチェックしてみてください。
実際の使用感がわかるレビュー動画
本製品の使用感については、以下のYouTube動画でもわかりやすく紹介されています。
実際のサイズ感や充電中の様子など、静止画では伝わりにくい部分を確認したい方におすすめです。
Xでの反応
実際に本製品を使用したユーザーによる投稿がX(旧Twitter)にも多く見られます。ここでは、その中から使用感や満足度がよく伝わるクチコミをピックアップして紹介します。
その他のレビューコメント
Amazonや楽天などで寄せられている実際のレビューをもとに、評価の傾向や使用感の共通点を要約して紹介します。購入を検討する際の参考にしてみてください。
コンセント内蔵で忘れ物なし | 別途充電器が不要で荷物が減りました。これ1台で旅行も快適です。 | 出典:Amazonレビュー |
大容量&高速充電に満足 | スマホやタブレットを素早く複数回充電でき、出力も安心です。 | 出典:楽天レビュー |
これ1台でどこでも安心 | 充電器とバッテリーをまとめられて、外出先でも心強い存在です。 | 出典:楽天レビュー |
ノートPCも充電できる高性能 | 多少重いものの、外出先でPCとスマホを同時充電できるパワフルさに満足しています。 | 出典:楽天レビュー |
充電が速くて頼れる | スマホの充電が驚くほど速く、充電器として使いながら本体も同時に充電できる点も便利です。 | 出典:Amazonレビュー |
大きく重いのが難点 | 機能は優秀ですが、サイズと重さが気になります。 | 出典:Amazonレビュー |
コンセントから抜け落ちる | 壁コンセントに挿すと重さで抜けかけることがあります。 | 出典:Amazonレビュー |
価格が高め | 高性能ですが、値段もかなり高い印象です。充電器とモバイルバッテリーを別々に買った方が安いかもしれません。 | 出典:楽天レビュー |
メリット・デメリットまとめ
本製品を実際に使用した人の評価や製品スペックから分かるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 充電器+バッテリーの一体型
- 最大65Wの高出力対応
- 3ポートで同時充電可能
- パススルー充電対応
- GaNPrime採用で高効率
デメリット
- 重量と厚みがネック
- 価格が高め
- バッテリーモードは出力制限あり
- 重さでコンセントから抜けやすい
以下では、これらのメリット・デメリットについてさらに詳しく解説していきます。
メリットの詳細
✅ メリットの詳細を開く
充電器+バッテリーの一体型 | ACプラグ付きの一体型設計により、別途充電器を持ち歩く必要がなく、出張や外出時の荷物を大幅に削減できます。 |
最大65Wの高出力対応 | コンパクトながら高出力を実現。 MacBook Airなどの軽量ノートPCにもUSB-Cで安定して給電可能です。 |
3ポートで同時充電可能 | USB-C×2、USB-A×1の計3ポート搭載で、スマホ・イヤホン・ノートPCなどを一括で効率よく充電できます。 |
パススルー充電対応 | AC接続時は端末と本体の同時充電が可能。寝る前に1回挿すだけで、翌朝すべて満充電になるのは大きな利点です。 |
GaNPrime採用で高効率 | Anker独自のGaNPrime技術により、発熱を抑えつつ小型・高出力を両立。過電流・温度管理機能も万全です。 |
デメリットの詳細
⚠️ デメリットの詳細を開く
重量と厚みがネック | 約320g・厚み31mmと、モバイル用途としてはやや大柄。軽量な荷物を好む人には負担感が残ります。 |
価格が高め | 13,000円台と、一般的なモバイルバッテリーやUSB充電器に比べて高価。 コスパ重視層には向かない面もあります。 |
バッテリーモードは出力制限あり | コンセント未接続時は最大30W出力に制限され、ノートPCなどでは急速充電ができないケースも想定されます。 |
重さでコンセントから抜けやすい | 本体重量により、壁コンセントの角度や緩さによっては自重で抜けかける場合もあります。 |
まとめ:こんな人におすすめ
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W) は、充電器とモバイルバッテリーが一体化した2in1設計と、最大65W出力に対応した高性能モデルです。
荷物を減らしつつ、外出先でもスマホやノートPCをしっかり充電したい方に適しています。
この製品がおすすめな人
これまでの特徴やレビュー傾向を踏まえると、以下のような使い方・目的を持つ方には、特にこの製品のメリットが活かされそうです。
出先で複数デバイスをまとめて充電したい人 | 3ポート同時出力に対応し、スマホ・PC・周辺機器を1台でまかなえます。 |
ノートPCも充電できる高出力が欲しい人 | 最大65W出力により、USB-C対応のノートPCも安定して給電できます。 |
コンセントが使える場所で効率よく充電したい人 | パススルー充電対応で、本体と接続機器の同時充電が可能です。 |
充電環境をシンプルにまとめたい人 | モバイルバッテリーとAC充電器を1台に集約でき、持ち運びも便利です。 |
他製品を検討すべき人
一方で、ユーザー評価や使用環境によっては、本製品の特性が合わないケースもあります。
以下のような方には、用途により他モデルも併せて検討するのがおすすめです。
軽量・小型モデルを重視する人 | 約320gとやや重量があるため、毎日持ち歩くには重く感じることもあります。 |
複数回フル充電できる容量が欲しい人 | 10000mAhのため、スマホ2台分以上の充電には不足する場合があります。 |
価格を抑えたい人 | 高機能なぶん価格は高め。充電用途が限定的な方にはコスパが合わないことも。 |
壁のコンセントで安定して使いたい人 | 本体重量により、コンセントの角度や位置によっては不安定になることがあります。 |
モバイルバッテリーとしての高出力を求める人 | バッテリー使用時は最大出力が30Wに制限されるため、ノートPCの充電を主目的とする場合は不向きです。 |
- USB-C対応でコンパクトさも重視:Anker 511 Power Bank
- モバイルでもPC充電可能な高出力重視:Anker Prime Power Bank
- バッテリー容量重視:Anker PowerCore Essential 20000
- 内蔵充電ケーブルで利便性&耐久性重視:Anker Zolo Power Bank
総評
項目 | コメント |
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バッテリー性能 | 高出力で急速充電に優れますが、モバイル利用時の出力制限には注意が必要です。 |
携帯性 | 小型ながら厚みと重さがあり、携帯性はやや劣ります。 |
機能性 | 多ポートやパススルー対応など、1台で複数機器を管理できる高機能モデルです。 |
コスパ | 機能に見合った価格ですが、用途が限られる人にはやや割高です。 |
Anker 733 Power Bankは、充電器とモバイルバッテリーを一体化した高機能モデルで、高出力かつ多機能性を重視するユーザーにおすすめの製品です。
最大65Wの出力によりノートPCへの給電が可能で、USB-C×2/USB-A×1の構成はスマートフォンや周辺機器など複数デバイスの充電に適しています。
パススルー充電やGaNPrime技術などの機能も備えることで、機能性を高めています。
一方で、約320gという本体重量や厚みにより、常時携帯するにはやや不向きである点や、バッテリー駆動時は最大30Wに制限される点は注意が必要です。
価格は1万円を超えるため用途によっては割高に感じる場合もありますが、出張やリモートワークなどで複数デバイスの充電を1台でまとめたい人には、有力な選択肢になるかと思います。
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