
Anker PowerCore Essential 20000 は、容量20,000mAhを備えた超大容量のモバイルバッテリーで、スマートフォンを複数回充電できるパワフルさが特長です。
iPhone 15を約3回以上、Galaxy S22を約3回、iPad mini 5を2回以上フル充電できると公式に案内されており、防災用の備えとしても適しているほどの実力を持っています。長時間の外出や停電時でも安心できる信頼性の高さが魅力です。
本製品には、Anker独自の「PowerIQ」および「VoltageBoost」技術が搭載されており、接続された機器を自動検知して、最適なスピードで充電してくれます(※Qualcomm Quick Chargeなどの急速充電規格には非対応)。
また、イヤホンやスマートウォッチなどの小型デバイスに適した低電流モードも搭載。バッテリー本体の電源ボタンを2回押すことで切り替えられ、安全に充電することができます。
出力ポートはUSB-Aが2口あり、2台同時に充電が可能(合計最大出力は15W)という点も実用的です。
入力ポートはMicro USBとUSB-Cの2種類を搭載しており、手持ちのケーブルに合わせて充電方法を選べる柔軟性があります(※2ポートの同時使用は不可)。
ただし、USB-Cポートは入力専用で出力には対応していないため、この点には注意が必要です。
重さは約343gとやや重ためですが、一度の充電で複数のデバイスを長時間運用できる安心感があるため、旅行や出張、アウトドア用途にもぴったりです。
この記事では、本製品のスペックや特徴、実際のユーザー評価をもとに、その魅力と気になるポイントを詳しく紹介していきます。
仕様・スペック一覧
『Anker PowerCore Essential 20000』の主な仕様やスペックは以下の通りです。
🏢メーカー | ANKER |
🎨製品型番(カラー) | A1268013 (ブラック) / A1268025 (ホワイト) |
🔋バッテリー容量 | 20000mAh(iPhone15を約3回、iPad Mini 5を2回以上充電可能) |
⚡出力(USB-A) | 15W(5V=3A) |
🔌入力(USB-C) | ・Micro USB: 12W (5V=2.4A) ・USB-C:15W (5V=3A) |
🔗ポート構成 | <出力用> ・USB-Aポート×2 <入力用> ・Micro USBポート×1 ・USB-Cポート×1 |
📐サイズ | 約158 x 74 x 19mm |
⚖️重量 | 約343g |
🛠️その他機能 | ・PowerIQ搭載 ・電流モード搭載 ・PSE技術基準適合 ・LEDインジケーター |
📦パッケージ内容 | ・本体 ・ブラック:Micro USBケーブル ・ホワイト:USB-C & USB-Cケーブル ・収納ポーチ ・取扱説明書 ・保証/カスタマーサポート ※保証期間は18ヶ月 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) |
上記はメーカー公称値です。実際の使用環境や機器により入力や出力は変動します。
また、本製品はカラーによって付属のケーブルが異なります。ブラックモデルにはUSB-Cケーブルは同梱されないため注意してください。
外観
本製品の外観イメージは以下の通りです。
実際の口コミ・評判
発売以来、本製品には多くのユーザーから肯定的な評価が寄せられる一方で、一部では否定的も指摘されています。以下にSNSや商品レビューからいくつか印象的な声を紹介します。
実際に使った人のレビューを紹介
大容量で非常時や長期旅行でも安心 | 5泊の合宿に持参しても半分以上残量があり、コンセント要らずで楽だった。停電時の備えとしても心強い。 | 出典:楽天レビュー |
価格に対してコスパが非常に良い | バッテリー容量に対してコスパがとても良く満足。 | 出典:楽天レビュー |
低電流モードなど機能が便利 | 電源ボタンの2回押しでイヤホン等に適した低電流モードに切り替えられる点が使いやすい。 | 出典:楽天レビュー |
本体が重く大きい | とにかくずっしりしていて、持ち運びには不便。 | 出典:楽天レビュー |
本体の充電に時間がかかりすぎる | 満タンになるまで時間がかかりすぎ。12時間経ってもまだ満タンじゃなかった。 | 出典:楽天レビュー |
USB-Cで充電できないのが不便 | USB-Cポートは入力専用で、機器の充電に使えないことが分かりにくい。 | 出典:Amazonレビュー |
メリット・デメリットまとめ
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)を実際に使用した人の評価や製品スペックから分かるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 超大容量で複数回充電可能
- 2台同時充電に対応
- 選べる入力ポート
- 低電流モードを搭載
デメリット
- 携帯するには重く大きい
- 急速充電に非対応
- 本体の充電時間が長い
- USB-C出力ができない
- 充電中の表示はLEDランプのみ
以下では、これらのメリット・デメリットについてさらに詳しく解説していきます。
メリットの詳細
超大容量で繰り返し使える | 20,000mAhの大容量により、スマートフォンなら約3〜4回、タブレットも複数回充電可能。長時間の外出や停電時も安心です。 |
2台同時充電に対応 | USB-Aポートを2口搭載し、スマホやタブレットを同時に充電可能。合計最大15Wまで対応しており、日常使いに十分な出力です。 |
柔軟な入力ポート設計 | 充電用にMicro USBとUSB-Cを搭載。古いケーブルでも使え、USB-Cなら高速充電も可能です(※USB-Cは入力専用)。 |
低電流モードで小型機器にも対応 | 電源ボタンを2回押すだけで低電流モードに切り替えて、ワイヤレスイヤホンやスマートバンドも安全に充電できます。 |
デメリットの詳細
やや大きく重めの設計 | 本体サイズは約158×74×19mm、重さは約343g。 スマホより一回り大きく、ポケットに入れて気軽に持ち歩くには不向きです。携帯性を重視するなら、より軽量なモデルを選ぶ方が無難です。 |
急速充電に非対応 | PDやQuick Chargeなどの急速充電規格には非対応。 最大出力は5V/3A(各ポート2.4A)で、最新スマホを短時間で一気に充電することはできません。ノートPCへの給電もNGです。 |
本体の充電に時間がかかる | 大容量のため、満充電には約10〜12時間かかります。急ぎの充電には不向きで、基本的に夜間や留守中の充電が前提となります。 |
USB-C出力ができない | USB-Cポートは入力専用です。 USB-C to Cケーブルで機器を充電することはできず、USB-A経由での利用に限定されます。 |
残量表示がざっくり | バッテリー残量は4つのLEDインジケーターのみ。 %表示はなく、おおまかな目安しかわからないため、正確な残量を知りたい人にはやや不便です。 |
まとめ:こんな人におすすめ
Anker PowerCore Essential 20000 は、大容量バッテリーを活かして、以下のような方に特におすすめできる製品です。
長時間外出や旅行が多い人 | スマホやタブレットを持って1日以上外出する機会が多い方に最適です。 20,000mAhの大容量により、旅行や出張中でも複数回の充電が可能なので、ホテルや帰宅までバッテリー切れの不安なく過ごせます。 また、アウトドアやキャンプでは、照明・カメラなど複数のガジェットの電源確保にも役立ちます。 |
複数デバイスを日常的に使う人 | スマホ・タブレット・モバイルWi-Fi・ワイヤレスイヤホンなど、持ち歩く機器が多いヘビーユーザーにもおすすめ。 USB-Aポート×2で同時に充電でき、移動中や電源が限られた場所でも安定して使用できます。 |
災害・緊急時に備えたい人 | 非常用バッテリーとして、防災グッズに加えておくのもおすすめです。 停電時にスマホやLEDライト・ラジオの電源として活躍し、家族のデバイスをまとめて充電できるのも安心ポイントです。 Anker製品は長期保存でも信頼性が高いため、いざというときにも頼りになります。 |
一方で、以下のようなケースでは本製品はあまりおすすめできません。
携帯性を重視する人 | 本体サイズは大きめで、スマホ約2台分の重さ(約343g)があります。 ポケットに入れて持ち歩くには不便で、毎日携帯したい方には不向きです。 その場合は、Ankerの軽量モデル(例:Anker PowerCore 10000など)を検討した方が良いでしょう。 |
急速充電を求める人 | 本製品はPDやQuick Chargeには非対応のため、短時間での高速充電はできません。 USB-C対応ノートPCの充電も不可です。 充電スピードを重視する場合は、「Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W」などのPD対応モデルをおすすめします。 |
本体を頻繁に充電する人 | 容量が大きい分、本体のフル充電に約10〜12時間と時間がかかります。 毎日バッテリー本体を充電するような使い方だと、充電待ちがストレスになるかもしれません。 短時間で充電を繰り返す使い方なら、容量は少なめでもPD対応の高速充電モデルが向いています。 |
✅ 総評
Anker PowerCore Essential 20000 は、「大容量の安心感」と「手頃な価格」を両立した、コストパフォーマンスに優れたモバイルバッテリーです。
約5,000円前後という価格で20,000mAhの大容量とAnkerブランドの信頼性を得られる点は、大きな魅力と言えるでしょう。
高速充電はできないものの、スマホやタブレットの充電から非常時の備えまで、幅広いシーンで活躍できる万能モデルとして高く評価されています。
競合としては、同じAnkerの「PowerCore Essential 20000 PD 20W」や、より薄型の「PowerCore III 19200」などがあります。
これらはUSB-C出力や急速充電に対応しており、機能面では優れていますが、そのぶん価格もやや高くなります。
一方で本製品は、必要最低限の機能に絞ることで価格を抑え、「大容量を安定して使いたい」ユーザーにぴったりな一台に仕上がっています。
実際のユーザーレビューでも★4以上の高評価が多数を占めており、大容量モバイルバッテリーの定番モデルとして定借しています。
特に、旅行や非常時の電源確保として「持っていてよかった」と感じる人が多い製品です。
総じて、Anker PowerCore Essential 20000は、価格に見合う信頼性と使いやすさを兼ね備えた優良モデルです。
「容量重視で、シンプルに使えるものを探している」という方には、ぜひおすすめしたい一台です。
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