【2025年】Anker製モバイルバッテリー＋充電器全11モデル比較｜おすすめのコンセント一体型モデルも紹介

モバイルバッテリー機能を備えたUSB充電器は、1台で「充電器」と「モバイルバッテリー」の役割を兼ね備えているのが特徴です。

自宅やカフェでは内蔵のACプラグを使って充電器として利用し、外出時は本体を取り外してそのままモバイルバッテリーとして活用できます。

さらに、内蔵ケーブル付きのモデルであればケーブルすら不要になり、より手軽に持ち運んで利用できるのが魅力です。

一体型モデルは様々なメーカーで発売されていますが、中でもAnkerは小型モデルからケーブル内蔵型まで複数の機種を扱っており、高い安全性からiPhone・Android問わず多くのユーザーから高い評価を得ています。

この記事では、Ankerが販売するモバイルバッテリー＋充電器の全11モデルをピックアップし、それぞれの仕様や特徴を比較します。

「どのモデルが自分の使い方に合っているのか」を迷っている方に向けて、選び方のポイントも含めてわかりやすく解説していきます。

コンセント一体型のメリットとデメリット

ACプラグを内蔵したモバイルバッテリーは、バッテリーとUSB急速充電器を1台にまとめた“ハイブリッド型”の便利な製品です。

プラグを直接コンセントに挿せばそのまま充電器として使え、別途アダプターを持ち歩く必要がありません。

一方で、本体はやや大きめ・重めになりがちで、ポケットに入れて持ち歩くには不向きなモデルもあります。選ぶ際は「荷物を減らしたいか／軽さを重視したいか」のバランスがポイントです。

メリットの詳細

デメリットの詳細

バッテリーの選び方とポイント

ここでは、モバイルバッテリー機能付きUSB充電器（コンセント一体型モデル）を選ぶ際のポイントを整理して解説します。

目的に応じた容量とサイズの選択が重要

「軽さ」「持ち運びやすさ」を重視するなら、5000mAh前後の小型・軽量モデルがおすすめです。

一方で、スマートフォンを複数回充電したい場合や、タブレット・ノートPCにも使いたい場合は、10000mAh以上の大容量モデルを選ぶと安心です。

基本的に容量が大きくなるほどサイズや重量も増すため、使用目的とのバランスを考えて選びましょう。

荷物を減らすならケーブル一体型もおすすめ

ケーブル内蔵型モデルなら、充電ケーブルを別途持ち歩く必要がありません。ケーブルを忘れる心配がなくなり、荷物を最小限に抑えたい人にとって非常に便利なタイプです。

ただし、内蔵ケーブルはUSB-CまたはLightningのどちらか一方のみなので、自分の使っているデバイスにあったモデルを選ぶ必要があります。

デバイスに合わせた出力（W数）にも注意

スマホの充電であれば20W以上で十分ですが、iPadや一部のノートPCを充電するなら30W以上がおすすめです。

出力が不足していると、充電に時間が長くなったり、そもそも給電できない可能性があります。

また、入力側のW数もバッテリー本体の充電スピードに影響するため、チェックしておくと安心です。

ポート数や同時充電の台数をチェック

内蔵ケーブルや外部ポートが複数あるモデルは、2台以上の同時充電に対応しているタイプもあります。

スマートフォンとノートPCなど、複数の機器を同時に充電したい場合は、ポート数や同時充電の対応台数もチェックしておきましょう。

ただし、同時充電時は出力が制限される（合計W数が分配される）ため、同時充電時の最大出力にも注意が必要です。

一体型モデルの製品紹介（全11モデル）

ここでは、Ankerから発売されている、モバイルバッテリー機能搭載USB急速充電器の全11モデルについてご紹介します。

Anker PowerCore Fusion 5000

バッテリー性能	緊急時やサブ用途に十分な性能。
携帯性	小さくて軽く、持ち運びに最適。
機能性	2in1設計で日常使いに便利な機能が充実。
コスパ	容量を考えると価格はやや高め。

189gと軽量で、手のひらに収まるコンパクトなサイズ感は、日常使いはもちろん、出張や旅行など荷物を減らしたい場面でも活躍します。

一方で、バッテリー性能は出力・容量・入力のいずれも控えめのため、緊急用やサブ用途に適しています。

バッテリー性能を考えると、価格はやや高めに感じる方もいるかもしれませんが、コンパクトな充電器を探している方におすすめです。

Anker 521 Power Bank（PowerCore Fusion, 45W）

バッテリー性能	出力は優秀だが、容量や入力性能は物足りない。
携帯性	コンパクトだが、厚みと重さはやや気になる。
機能性	主要機能はひと通り揃っていて実用的。
コスパ	性能に対して価格がやや割高な印象。

45W出力によるノートPC充電や、20Wでのスマホ急速充電など基本スペックも優秀です。

一方で、5,000mAhという容量の少なさや、やや重めの本体、価格の高さといった気になる点もあります。

特に「複数台持ちでノートPCも充電したい」という用途にはマッチしますが、スマホ中心のライトユーザーにはややオーバースペックに感じられるかもしれません。

Anker PowerCore Fusion 10000

バッテリー性能	容量・出力は十分だが、充電時間がやや長め。
携帯性	サイズと重量は大きめで、持ち運びには不向き。
機能性	基本機能は揃うが、特筆する拡張性はない。
コスパ	利便性は高いが、価格とのバランスは取りづらい。

約10,000mAhの大容量と最大20Wの急速充電に対応した2in1モデル。

USB-CとUSB-Aの2ポートを搭載し、複数デバイスの同時充電が可能。低電流モードも搭載しているため、小型デバイスにも適切に充電できます。

約290gと、同容量のモバイルバッテリーと比較して重さがあり、価格もやや高めですが、コンパクトで高品質な2in1製品を求める方にはおすすめの一品です。

Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)

バッテリー性能	出力は優秀だが、容量と入力は控えめ。
携帯性	小型・軽量で、日常使いにちょうどいいサイズ感。
機能性	コンセント直差しが便利。機能は必要最小限。
コスパ	容量比では割高。利便性に価値を感じる人向け。

30Wの高出力により、スマホやタブレットを急速充電できるのが特長。コンパクトなサイズとマットな質感のデザインは、日常使いはもちろん、旅行や出張先でも活躍します。

​一方で、容量が5000mAhと控えめで、パススルー充電に非対応な点や、USB-Cポートが1つのみという仕様は、使用シーンによっては制約に感じるかもしれません。

荷物を減らしたい方や、急速充電を重視する方に特におすすめできる1台です。

Anker 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)

バッテリー性能	出力・容量ともに控えめで、サブ用や緊急時向き。
携帯性	厚みはあるものの、スティック型で携帯性に優れる。
機能性	2in1設計で基本的な機能は備えている。
コスパ	性能に対し割高と感じる声もあり、使い方次第で評価が分かれる。

スリムなリップスティック型のデザインと軽量な本体は、持ち運びやすさに優れ、外出先での充電にも便利です。

最大20Wの出力でiPhoneの急速充電に対応している点も実用的。ACプラグや自動出力調整など、必要最低限な機能は備えています。

一方で、容量は5000mAhと控えめで、ポート数もUSB-C1口のみとシンプルな構成のため、複数機器の充電やノートPCの利用には不向きです。

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion) 

バッテリー性能	出力・入力性能が高く、充電スピードも優秀。
携帯性	サイズ・重量ともに大きめで、常に持ち歩くのはやや不向き。
機能性	機能は豊富で、高性能モデルらしい充実ぶり。
コスパ	高価格帯のため、コスト面では評価が分かれる。

重さ約308gとやや重量級ですが、最大65W出力を備えたノートPC対応の高性能モデル。

容量9600mAhでスマートフォンを複数回充電できるだけでなく、バッテリー駆動時も65W出力が可能で、MacBook Airや一部のMacBook Proにも給電できます。

消費者目線で様々なテストを行う専門誌『MONOQLO』では、2024年のベストバイに選出されました。

Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)

バッテリー性能	高出力で急速充電に優れますが、モバイル利用時の出力制限には注意が必要です。
携帯性	小型ながら厚みと重さがあり、携帯性はやや劣ります。
機能性	多ポートやパススルー対応など、1台で複数機器を管理できる高機能モデルです。
コスパ	機能に見合った価格ですが、用途が限られる人にはやや割高です。

最大65Wの出力によりノートPCへの給電が可能で、USB-C×2／USB-A×1の構成はスマートフォンや周辺機器など複数デバイスの充電に適しています。

パススルー充電やGaNPrime技術なども備えた高機能な点が特徴です。

一方で、約320gの重さや厚みにより、常時携帯するにはやや不向きで、バッテリー駆動時は最大30Wに制限される点は注意が必要です。

Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)

バッテリー性能	急速充電対応で出力は十分だが、容量と本体充電速度は控えめ。
携帯性	コンパクトだが厚さと重量がやや気になる。
機能性	必要な機能が揃っていて使いやすい構成。
コスパ	多機能だが価格はやや高めで割高感も。

USB-Cケーブル・ACプラグ・LEDディスプレイなど基本機能が充実した多機能モデル。

最大30W出力に対応しスマホや小型PCの急速充電が可能ですが、5,000mAhの容量はやや控えめで、本体充電速度も最大10.5Wと遅めです。

コンパクトな反面、厚みや重さはあるため、ポケット携行よりカバンでの運用に向いています。

Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In ライトニングケーブル)

バッテリー性能	高出力で急速充電に対応する反面、容量はスマホ1回分が目安。
携帯性	サイズはコンパクトだが、厚みと重量はやや重め。
機能性	日常使いに便利な機能を過不足なく搭載。
コスパ	単体価格はやや高めだが、3製品分の機能を1台でまかなえる利便性に見合っている。

前述のUSB-Cモデルのライトニングケーブル内蔵版。

サイズ・容量・出力はほぼ同じながら、こちらは入力も最大15Wに対応し、本体充電もやや高速。

価格はやや高めですが、ケーブル持ち歩き不要の利便性を重視するiPhoneユーザーにとっては最適な選択肢です。

Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)

バッテリー性能	30W対応でスマホもPCも急速充電でき安心。容量も日常使いに十分。
携帯性	小型だがやや重め。荷物は減るがポケット携帯には不向き。
機能性	ケーブル・プラグ内蔵で利便性◎。日常使いに最適な機能構成。
コスパ	単体価格は高めだが、多機能性と割引活用で納得の価格感。

10,000mAhの大容量と最大30Wの急速充電に対応し、スマートフォンから小型ノートPCまで幅広く使えるモデル。

入力も最大30Wに対応しているため、急ぎの場面でも頼れる性能を備えています。

約250gとやや重さはありますが、荷物を減らしたい人にうれしい“ケーブル内蔵モバイルバッテリーの決定版”と言える製品です。

Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In ライトニングケーブル)

バッテリー性能	高出力＆大容量で、本体バッテリーも素早く充電可能。
携帯性	コンパクトながら重さはややある点に注意。
機能性	ケーブル・プラグ・表示機能が揃った充実仕様。
コスパ	機能は多いが、価格はやや高めで割高感も。

モバイルバッテリー・急速充電器・Lightningケーブルが一体となったオールインワンモデル。

最大30W出力対応でiPhoneやiPadはもちろん、別途USB-Cケーブルを使えばMacBook Airなどの軽量ノートにも給電可能。

USB-C版と仕様はほぼ同じですが、価格はやや高めに設定されており、iPhoneユーザー向けに特化したモデルです。

比較表で見る全11モデルの違い

Ankerの現行モデルとして発売されているコンセント一体型の11機種について、Amazonでの評価・定価・バッテリー容量・サイズなどの違いを一覧表にまとめました👇

リンク先の詳細記事では、各モデルの使用感や口コミもあわせて紹介しているので、購入前に迷っている方や、自分に合ったモデルを見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Anker PowerCore Fusion 5000	Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)	Anker PowerCore Fusion 10000	Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)	Anker 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)	Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)	Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)	Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)	Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In ライトニングケーブル)	Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)	Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In ライトニングケーブル)
Amazonカスタマーレビュー（2025/5/10時点）
⭐4.4 (14,879件)	⭐4.4 (507件)	⭐4.3 (9,339件)	⭐4.4 (1,519件)	⭐4.4 (1,519件)	⭐4.2 (496件)	⭐4.4 (1,883件)	⭐4.3 (1,130件)	⭐4.2 (8件)	⭐4.5 (628件)	⭐3.4 (15件)
💰 定価（税込）
3,590円	8,990円	5,990円	5,490円	4,990円	14,990円	13,990円	5,990円	6,490円	7,990円	8,490円
🔋 バッテリー容量
5000mAh	5000mAh	9700mAh	5000mAh	5000mAh	9600mAh	10000mAh	5000mAh	5000mAh	10000mAh	10000mAh
⚡ 出力（単ポート）
最大15W ※AC使用時:10.5W	最大45W	最大20W	最大30W	最大20W	最大30W	最大65W ※バッテリー駆動時:30W	最大30W ※バッテリー駆動時:22.5W	最大30W ※バッテリー駆動時:22.5W	最大30W	最大30W
⚙️ 複数台同時充電
2台（合計最大15W）	2台（合計最大45W） ※バッテリー駆動時:18W	2台（合計最大15W）	非対応	非対応	2台（合計最大65W）	3台（合計最大65W） ※バッテリー駆動時:15W	2台（合計最大18W） ※バッテリー駆動時:15W	2台（合計最大18W） ※バッテリー駆動時:15W	2台（合計最大18W） ※バッテリー駆動時:15W	2台（合計最大18W） ※バッテリー駆動時:15W
🔌入力
最大10.5W	最大10.5W	ACのみ	最大10.5W	ACのみ	最大30W	最大18W	最大10.5W	最大15W	最大30W	最大30W
🔗 ポート構成
USB-Aポート×2 MicroUSBポート×1	USB-Cポート×2	USB-Cポート×1 USB-Aポート×1	USB-Cポート×1	USB-Cポート×1	USB-Cポート×2	USB-Cポート×2 USB-Aポート×1	USB-Cケーブル×1 USB-Cポート×1	ライトニングC×1 USB-Cポート×1	USB-Cケーブル×1 USB-Cポート×1	ライトニングC×1 USB-Cポート×1
📐サイズ
約72 x 70 x 31mm	約71 x 60 x 31mm	約82 ☓ 82 ☓ 35mm	約78 x 44 x 31mm	約113 x 30 x 30mm	約115 × 44 × 42 mm	約111 x 63 x 31mm	約83 x 50 x 31mm	約83 x 50 x 31mm	約108 x 51 x 31mm	約108 x 51 x 31mm
⚖️ 重量
約189g	約200g	約290g	約185g	約170g	約308g​	約320g	約200g	約200g	約250g	約250g
✨ 詳細レビュー
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用途別に選ぶおすすめモデル

ここでは、11モデルの中から「使い方別に本当におすすめできる製品」を厳選してご紹介します。それぞれの特徴や強みに応じて、自分にぴったりの1台を見つける参考にしてみてください。

なお、どれを選ぶか迷った場合は、価格はやや高めですが汎用性が非常に高く、2024年のベストバイにも選出されたAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)をおすすめします。

まとめ

本記事では、Anker製のコンセント一体型モバイルバッテリー全11モデルを比較し、それぞれの特徴や用途に合わせたおすすめモデルをご紹介しました。

モバイルバッテリーは「サイズ」「出力」「同時充電」「ケーブル内蔵」など、何を重視するかによって最適な1台が変わります。

小型で持ち運びやすいモデルからノートPCにも対応できる高出力モデルまで、Ankerならではの多彩なラインナップが揃っているのが魅力です。

どれを選べばいいか迷った場合は、用途別で紹介した中でも汎用性の高いAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)を選んでおけば、スマホからノートPCまで幅広く対応できて安心です。

今回の比較が、記事を見ていただいた方とって最適なモバイルバッテリー選びの参考になれば幸いです。スタイルに合った1台を見つけて、スマートな充電環境を整えてください。